マグ
ぽりん、と音をたてて割れた。
ごめーん、落としちゃった。
君は申し訳なさそうに言う。
君がうちに来た時にいつも貸してあげるマグ。
深い緑色したマグ。
テーブルの上に置いた目の覚めるような青色のマグは俺のもの。
いつもさ。
この深緑は君に似合わないと思ってたから。
今度君にお似合いのマグを探しに行こう。
新しい楽しみが増えたね。
そう言うと、君は笑って俺に抱きついた。
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