ただ、生きろ、と君が言った。


簡単な結末だった。
俺たちは部屋でせっせとセックスに励んでいて、
それを家族に見られたというだけの話だ。
俺たちはそれぞれ転校させられた。
彼の一家に至っては、ご丁寧に引っ越しまでして。
もう会うなといわれた。

俺たちは無力な15の子供で、親に全く依存せずには
生きていかれなかったのだ。

「一緒に死のう」と俺は言った。
彼はそんな俺に口付けて
「生きろ」と言った。

「生きろ、英二」
狂おしいほどの口づけと共に彼は囁く。
「生きろ」





「何考えてるの」
「思い出してた」

俺の唇をつまんで、彼は笑う。
「何を」

「生き続けるってこと」
「それは思い出すことなのか」

くちづける。

「現在進行形なんじゃないのか」
「そうだよ」
そして、現在進行形の俺の呪縛。




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