U ARE THE SEX MACHINE / OBJECTION


どうしたの、そんな目。

ごめんね、怒っちゃった?
嫌だった?
ごめんね、ごめんね。
俺、したかったんだ。
ごめんね。
返事も聞かないで、ごめんね。


今の?
今のって?
キスのこと?

そうだよ、大好きな人にするんだよ。
俺、大石のこと好きだから。
だからずっとしたかったんだ。
ごめんね、俺の押し付けだよね。
嫌だった?
嫌だよね、そうだよね。
ごめんね、ごめんね、もうしないね。


そうなの…?
じゃあ俺が最初だなんて嫌だったよね。
ごめんね、ごめんね。

あ、大石、冷たい手。
俺のほっぺ、あったかいでしょ。
いいよ、そうしてて。
あったまって。
ね、ほらあったかいでしょ。

ん、なぁに。
どうしたの。


え、何、キス?
いいの?
えへ、嬉しいな。
うん、いいよ、何度でもするよ。

ね、ちょっとだけ目を閉じて?
見られてると恥ずかしいよ。


これ、好き?
ね、すごい安心した顔してるよ。
もっとする?
いいよ、ずっとずっとしててあげるね。

あのね、こーやってちゅ、ってするのとね、
あと、もっと深いのもあるんだよ。
それもしてみる?

うん、じゃあビックリしないでね。

これも好き?
どっちが好き?

うん、じゃあ両方ともいっぱいしよ。

ねぇ、あのさぁ…
ちょっとだけお願いしてもいい?

あのね、あの…ね。
あのね、俺、大石がしたい時、したいだけキスしてあげるからさ。
だからさ、あのさ、あのさ。
俺以外の人とはキスしないで欲しいんだぁ。

ううん、別にセックスは今までどおりでもいいけど。
だけど、キスは俺だけとにして欲しいなぁなんて。


だめかなぁ?
俺のワガママだよね。
でもさ、俺、大石の恋人になりたいんだ。
ごめんね、贅沢だよね。
でもさ、でもさ。
キスって大好きな人とするんだよ。
だからキスってこんなに気持ちいいんだよ。

だからさ、他の人としないで欲しいなぁ。
俺、今は違くても、いつか大石の恋人になりたいんだもん。


ホント?
ホントに?
わぁ。やったぁ。
嬉しいな。
えへ、えへへ、嬉しいな。

うん、いいよ、いっぱいするよ。
ずっとしててあげる。

大石、これ好きなの。
どうするのが好き?

うん、これ?
これも好きかな。
うん、うん。
大石はキスするの好きなんだね。

嬉しいな。
俺も好きだよ。
大石とキスするのが好き。

だって大石が好きなんだもん。

大石は?
キモチイイから好き?


あ、また困った顔させちゃったね。
ごめんね、変なこと聞いちゃったかな。
いいよ、答えなくて。
ごめんね、ちょっと調子に乗っちゃった。
嬉しかったから、つい、さ。
ごめんね。

うん、どうしたの。

どうしたの、大石。
泣かないで。
泣かないで。
ごめんね、泣かせちゃった。

いいよ、いいよ、答えなくて。
無理にわかろうとしなくてもいいよ。
何かわかったら、俺に教えて?ね?
それでいいから。
だからいいよ、大石。

何?
何がわかんないの。
でもいいよ、わかんなくても。
ね、ゆっくり考えればいいんだよ。

うん、うん、大丈夫だよ。
たとえずっとわかんなくっても大丈夫だよ。
俺、ずっと大石のそばにいるから。
ね、大丈夫だよ。
俺がいるよ。

ホラ、キスしてあげる。
ね、好きでしょ、これ。
もっともっとしてあげるよ。
だから大丈夫だよ。
ずっとしてあげる。

うん、大丈夫だよ。
わかんないことっていっぱいあるよね。
うん、俺だって、よくわかんないこといっぱいだよ。

何で大石がこんなに好きなのかな、とかさ。
何で今まで好きって言わなかったのかな、とかさ。
何で今までキスしなかったのかな、とか。
もう全然わかんないよ。
わかんないことだらけだよ。

だけどさ、俺、大事なものって1つか、多くても2つって決めてるんだ。
それ以上は絶対に俺の度量じゃ無理だもん。

でね、今の俺に大事なことってね。
大石が好きってことなんだ。
もうそれだけにしたの。

色々あったんだけどさ。
無駄だったり、要らなかったりして、剥がしていったのね。
そしたら、それだけ残ったから。
これが俺の大事なこと。
俺の真実。

ね、だからわかんなくても、いいじゃん。
その内、無駄なものから剥がれていくよ。
だから、ちょっとずつ見つけて?
それで、俺にも教えて?

ね、大石。



大石?
大石、眠ってるの?

無防備な顔するね。
俺、初めて見たよ、大石の眠ってる顔。
安心して眠れてるの?

ねぇ、大石。
なんだか不思議な気分。

夜の学校にいるみたい。

静かだね。